2007.03.31 (Sat)
苗の引越し
家の中で育てていた苗の引越し、29日にできた。
何とか3月末までにという目標をクリアーした。
朝6時の気温、-7℃。二重張りハウスの中1℃。
更に、電熱で二重張りのトンネルの中で13℃。これが最低温時の環境
6時過ぎには朝日が射し始め気温が上がってくる。
7時にはトンネルの二重カバーをはずすところまで出来るようになる。
それが下写真の様子。
日中の温度は変化が激しい。
日が出れば急に上がり、。曇れば急落。時刻によっても動く。
何せ、外はまだ震える世界だから。
これを始めたら、もうどこへもいかれない。見張りが必要となる。
メロンの幼苗、ポットに移植。生まれて1週間目だ。
すぐ、ハウスの中へ持っていく。
やはりハウスの中は全方角から日が入るため、全身に光を浴び
苗が元気に育つ。
「うれしい。」という苗の声が聞こえる。
ハウスで過ごした苗が1日から2日経ってみると、
そんな声が聞こえてくるくらい見違えるようになる。
何とか3月末までにという目標をクリアーした。
朝6時の気温、-7℃。二重張りハウスの中1℃。
更に、電熱で二重張りのトンネルの中で13℃。これが最低温時の環境
6時過ぎには朝日が射し始め気温が上がってくる。
7時にはトンネルの二重カバーをはずすところまで出来るようになる。
それが下写真の様子。
日中の温度は変化が激しい。
日が出れば急に上がり、。曇れば急落。時刻によっても動く。
何せ、外はまだ震える世界だから。
これを始めたら、もうどこへもいかれない。見張りが必要となる。
メロンの幼苗、ポットに移植。生まれて1週間目だ。
すぐ、ハウスの中へ持っていく。
やはりハウスの中は全方角から日が入るため、全身に光を浴び
苗が元気に育つ。
「うれしい。」という苗の声が聞こえる。
ハウスで過ごした苗が1日から2日経ってみると、
そんな声が聞こえてくるくらい見違えるようになる。
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2007.03.25 (Sun)
苗床作り
2007.03.24 (Sat)
大ハウス屋根かけ完了
今日、予定通り兄夫婦の手伝いを受けてハウスの屋根無事完了する。
天気も上々、春らしい陽射しで温かく、風もなく最良のハウス日和だった。
朝7時に始まって、11時、無事写真上右2棟に屋根がかかった。
向かって左は、半分の大きさの苗棟で、これは自分で2週間前に完了していた。
もう、ハウスの中は雪が完全に融けて、明日にも苗床の準備の予定。
家の中で育てている苗がもう待ちきれない数と大きさになっている。
毎年この屋根かけでは、兄夫婦に手伝ってもらっている。
そもそもハウスを建てたのもこの2棟は兄の仕事。
自分が何も知らないところから始めたので、見よう見まねでハウスの建て方、ビニルのかけ方を兄から教わったと言う訳。
左の苗棟は、その学習のもと、初めて自分で建て、自分でかけている。
そして今年から二重張りにして保温を進化させた。
この道40年の兄の仕事振りを見て、いつも仕事の手順の良さに感心する。
効率良く仕事を進める技が長年の経験で身についているのだろう。
その点、自分はノンキにやる仕事振りが身についているため、その効率の良さという点からすると、雲泥の差を認めざるをえないのである。
こうやっていつも助けてもらっている。ありがたい。
2007.03.23 (Fri)
春一番の香り フキノトウ
今朝、兄貴が来た。
明日、ビニルハウスの屋根かけを2棟やることになっている。
その段取りが出来ていなければ、手伝うつもりだったらしい。
雪ノ下の地面はまだ硬く凍りついている。
それを砕いてワイヤーに紐がかけられるようにしておかなければならないのだが、
昨日の内に既にやっておいた。準備OK。
苗ハウスの中の雪は完全に溶けた。
苗床を作る準備をする。発泡スチロールの板で囲い、電熱線を敷く。
それらの材料を運び入れた。
今日は日中気温が上昇。6℃位あったか。
久しぶりに、春めいた天気にあることを思いついた。
「フキノトウをとりに行くぞ。」
ちょっと早いか心配したが、川のそばの陽だまりの所にすぐ見つかる。
今年もこの春一番の香りに出会える。
夕食の味噌汁に入れたフキノトウ。
1年に一度、どうしても食べたい味である。
この1年、頑張ろうと思う春一番の香り。
2007.03.22 (Thu)
北海道の農業が危ない 大空町民 500人集会
立見席が出る程の町民500余名が決起集会に集う。
日豪EPA(経済連携協定)交渉で、農産物の輸入の関税が撤廃される心配があるからだ。
特にオーストラリアは、牛肉・乳製品・小麦・砂糖とこの道東の主要農畜産物と全く重なり合う。
オーストラリアの農家規模は日本の約2千倍。安価で大量の農産物が入ってくると北海道農業は太刀打ち出来ず、大打撃を受ける。
農業だけでなく、関連産業、地域経済全体が大ダメージを受け、地域の崩壊を招きかねない。
美しい農村風景や観光資源の維持も難しくなっていく。
今、日本の食糧自給率は40%で、先進国で最低レベル。世界最大の輸入国。
オーストラリアに続き、米・加とEPA交渉が進むと、自給率は限りなく下がっていく。
地球温暖化、異常気象、穀物急騰・・・
何かの事情で輸入がストップした時はたちまちパニックになるだろう。
美味しくて、安全な食べ物を安定的に確保することは、国の重大事である。
それは、国が自主的に農業・食糧政策を決定する。
農家の持続可能な農業政策・貿易のルールを確立する。
自国の農業生産を守り、自給率を確保する政策を進める事によって道が開かれると思うのだが。
今の政府の政策に未来の展望が見えないのは悲しい。
この問題が、一部地域の問題でなく国の重大問題であると
マスコミ等で取り上げてほしいと言う町長の挨拶は私達共通の願いである。
日豪EPA(経済連携協定)交渉で、農産物の輸入の関税が撤廃される心配があるからだ。
特にオーストラリアは、牛肉・乳製品・小麦・砂糖とこの道東の主要農畜産物と全く重なり合う。
オーストラリアの農家規模は日本の約2千倍。安価で大量の農産物が入ってくると北海道農業は太刀打ち出来ず、大打撃を受ける。
農業だけでなく、関連産業、地域経済全体が大ダメージを受け、地域の崩壊を招きかねない。
美しい農村風景や観光資源の維持も難しくなっていく。
今、日本の食糧自給率は40%で、先進国で最低レベル。世界最大の輸入国。
オーストラリアに続き、米・加とEPA交渉が進むと、自給率は限りなく下がっていく。
地球温暖化、異常気象、穀物急騰・・・
何かの事情で輸入がストップした時はたちまちパニックになるだろう。
美味しくて、安全な食べ物を安定的に確保することは、国の重大事である。
それは、国が自主的に農業・食糧政策を決定する。
農家の持続可能な農業政策・貿易のルールを確立する。
自国の農業生産を守り、自給率を確保する政策を進める事によって道が開かれると思うのだが。
今の政府の政策に未来の展望が見えないのは悲しい。
この問題が、一部地域の問題でなく国の重大問題であると
マスコミ等で取り上げてほしいと言う町長の挨拶は私達共通の願いである。
2007.03.21 (Wed)
3月21日 アスカの地上絵?
我プチファームゆいの眼前に広がる白銀の中に
突然、幾何学模様が出現。規則正しい方形の螺旋模様。
これ、実は春一番の畑に響く音。
昨日まで降り続いた雪。1日でも早い雪融けのため融雪剤を撒くのだ。
今日の夕方には、雪面が灰色に変わり、撒かない所より数㎝融けて凹んでいる。
撒く機械は、スノーモービルのようなソリで、
後ろに融雪剤を飛ばす回転モーターがついている。
今日は、町のあちこちで、このソリの音が聞こえているはずだ。
ご覧のように、大ハウスのビニル屋根かけの準備のため除雪した通路。
今年は雪が少ないと言っても、この仕事は、雪下ろしではなく雪上げ。
終わってからも、屋根かけの準備や風のない日を選んでいるうちにまた降り積もる。
と言うことで、今年も、2度3度と除雪し24日予定の屋根かけに備えている。
無事、予定通り行きますように。
2007.03.20 (Tue)
3月20日 ハウス二重張り完成
ここ3日間雪が続く。大した積雪でなかったのでほっとしている。
大ハウス2棟の屋根かけ準備のため除雪したところだったので
2度3度と余分な除雪作業に追われている。
午後やっと雪も上がったので、既に屋根をかけてある苗棟の内側に
更に二重張りのビニルをかける作業をした。
昨年秋に鉄パイプを組み立てて二重張りの内側のハウスを完成してあった。
雪融けもあと僅か。苗床を作り、室内で育苗している苗の引越しが
3月中には済ましておきたいので、今日その二重張りハウスを作った。
3月、4月はまだまだ寒い。このハウスがあれば、かなりの保温効果を
期待できる。どんな気温変化になるか楽しみである。
このビニル屋根の上げ下げも、安価で簡単な機械を訓子府の伊藤さんに
教えていただいて設置したが、実に簡単にスムースに上がり上々の出来だ。
今年のハウスの作付け計画最終案もまとまった。
3月25日はメロンの播種他、たくさんの野菜の播種が待ち受けている。
2007.03.15 (Thu)
朝から目いっぱい
朝晴天、風なし。
昨日、ビニルハウスかけが途中風の為未完成となっていたのを
朝食前に完成させる。これで、一気にハウス内の雪融けが加速するだろう。
天気予報ではここ1週間、曇天又は雪の日が続くらしい。
昨日訪ねた女満別の若い友人が藻琴山登山を一緒にしたいと話していたのを思い出し、今日しかないと急に思い立ち電話する。
残念ながら、都合で一緒に行けなかったが妻と決行。
今年冬3回目の登頂。
先日のビート仕事の疲れが体に残っていて、体があちこち痛く重かったが、やはりこの冬山の美しさは、途中あきらめさせてはくれない。
帰って、ひと昼寝して途中になっているハウス北棟の除雪を続ける。
今時遊んだ罰と自分に鞭打って1時間余頑張る。
去年の日誌を見ると、今日15日藻琴山登山をしていた。そして、昨日14日同じく苗ハウス(自力棟と呼んでいる)のビニルをかけている。
ところが、大ハウスの除雪は昨年はもっと進んでいたようだ。
そんな訳で、除雪作業をこつこつ進めなければならない。
そろそろ、体が冷える頃やめて、今度はトマトなどの苗を移植する作業に取り掛かる。
この時期、トマト・ナス・ピーマンの苗を1番早い苗として室内で芽出ししてハウスが準備できるまでの間育てる。その幼苗を100鉢ポットに移植する作業を続けた。
ああ、今日は1日、いっぱい頑張ったなあ。
2007.03.10 (Sat)
四国の帰り鎌倉に立ち寄る
四国の帰り、鎌倉の友人宅に泊めていただいた。
鎌倉は30年間生活した懐かしいところ。
今年は元同僚、同学年を組んだメンバーが会をもってくれた。
会まで6時間程あったので、歩くことにした。
鎌倉駅江ノ電ー江ノ島(新展望台・新水族館)-モノレール深沢駅ー
元住んでいた近所付近からハイキング大仏坂コースー源氏山公園ー
北鎌倉へのハイキングコースー亀ヶ谷坂ー小町通りー鎌倉駅
遠足にすると2~3回分の距離だろうか。
懐かしかった。道の曲がり、大木のありか、建物まで歩きながら予想できる。
これは、大島桜の大木。
元鎌倉の自宅からつながる常盤山の頂上付近にある。
20年ほど前、まだ小さいが枝振りが良く庭木に欲しいと思ったので覚えている。
今は、他を圧する見事な大木となっていた。花の季節はさぞ綺麗だろう。
友人達は皆元気だった。
昨日会っていた仲間のように話が弾んだ。
今は全く別の世界に生きているのが不思議な気がした。
翌日駅に向かう途中、近所の友人宅に突然お邪魔する。
久しぶりの再会の直後、道路上で運転中の友人にばったり。
鎌倉の女性市議のYさんとは30年来の付き合いで、思いがけない再会にびっくり。
羽田に向かう途中、浜松町で東京で生活する二人の娘と1年ぶりに会う。
長女が中華料理店に案内してくれて一緒に昼食。
心配してもしょうがない距離の別々の世界に生きている親子。
お互い元気でいることを確かめられるだけでOK。
毎年、1年の区切りのスタートとしてこの四国&鎌倉の旅がある。
2007.03.09 (Fri)
3月9日 ビートの種落とし
3月に入ると、オホーツクの畑作農家では一斉に仕事が始まる。
玉ねぎとビートの種落としの作業である。
朝は氷点下、雪融け未だの地での農作業。
だから、作業機械など全てビニルハウスの中での作業である。
昨日から親戚の農家に手伝いに出かけている。
20haの作付けの苗を育てる。苗の出来方如何が今年の作を大きく左右する。
1000本程もあろうか。蜂の巣様の紙ポットの中に用土をいれ種を落としていく。
出来上がったものをビニルハウスの端から敷き詰めていく。
これまでに改良加えられた農家の知恵、様々な工夫が
高密度の流れ作業となって続く。
仕事始めの萎えた体に、少しも猶予を与えてはくれない。
北海道の農業は、冬季を休み春夏秋3季と大農場経営で勝負をする。
こうして、時々農家の仕事の手伝いをして
農家の労働の価値と出回る農産物の価格の差を考えて
この国の農業政策の貧困を肌で感じるのである。
2007.03.08 (Thu)
四国旅行③
吉野川は四国を縦断する母なる川。
徳島県の恵みの大地と命の水をもたらす川。
下流域ともなると1kmも超えようか、日本で有数の大河である。
江戸時代に造られた第十堰
数年前、ダム建設が持ち上がり、この十堰を守る運動の中で
自然と調和した治水の知恵が見直されたと記憶している。
その堤防内でトンネルハウス畑ににんじん・ごぼうの栽培が広がっている。
北海道では銀世界の季節にこうやって作っているんだと思いながら
時々立ち止まったり、農作業中の農家さんに声をかけたりして歩く。
義母を誘って、初めてしまなみ街道を渡る。
愛媛県今治市から広島県尾道市に繋がる、瀬戸内海に連なる島を大橋で結ぶ。
行ってびっくり。通行料が高い。5島を繋げる3島目、生口島まで行って引き返す。
でも、島の展望台からの眺めは素晴らしかった。
(続く)
2007.03.07 (Wed)
3月7日 仕事始め
暴風雪も、強風だけで済んでほっとしている。
南風で雨混じりだったので、雪融けが大分進んだ。
去年より2日早い仕事始めはハウスの除雪作業から
四国から帰った翌日、トマトなどの種を本格的に蒔いた。
それを受け入れるハウスの準備が、まずハウス周りの除雪作業。
4年前だったか、大雪の年の3月の除雪は大変だった。
まだ背丈を越える高さがあった。
今年は、お陰で少ない。深いところで1m。浅い所で30センチ程度。
まずは育苗棟のハウスから。
今朝は冷え込みが厳しく、午後の作業でも雪の表面は硬い。
スコップにかかるずしりとした重さは、萎えた体にはまだきつい。
でも、やっと外に出て仕事で体を外気にさらすこの作業は楽しい。
まだ遠い春のようなすぐ来そうな春のようなゆいの春である。
2007.03.06 (Tue)
四国旅行 ②
四国旅行で一貫張りとの出会い
妻が通う大谷焼の知人から誘いを受ける。
行った所は、ファンファーレというお店。
ご主人が、退職後、自宅をりホーム。
太い柱を組み、カウンターも椅子も照明も全て手づくり
奥さんが喫茶店、ご主人がその2階で一貫張りの教室を開いている。
店内に、2階の展示室に作品がずらりと並んでいる。
一貫張りとは、初めての出会い
中国から来たお坊さんが、今で言うリサイクル的考えで始めたもの
使い古した家具に和紙を張り、柿渋を塗って仕上げる
まず初めにざるに和紙を張り、乾いたところに、
和紙の大福帳のような書き付けた文字の紙を貼り付ける。
後は、柿渋を繰り返し塗って乾かすと出来上がる。
つやつやのグレードアップしたお盆に見事に生まれ変わると言う訳。
つる細工で籠を作り、同じように和紙を張ってやると
また、違った器に生まれ変わる。
蔓細工や籠作りの一貫張りは、冬の余暇の楽しみとして面白い。
そんなで、3日間教室に通う。
旅行先でこんな体験に出会うのはとても楽しいことである。
つづく
2007.03.05 (Mon)
四国旅行①
妻の実家、鳴門に行っていて、2週間ぶり北海道の風に当たっている。
行っている間、ほとんど外に出かけていたので、
北海道の風の冷たさの違いを肌で感じている。
1年に1度、この時期にまとめて外(道外)の空気に当たる。
見る物、聞くもの、感じるもの、そこから考える事。
たまに、旅はいいものである。
何度も鳴門には行っているのだが、
今回初めて、四国八十八ヶ所の1番から10番を車&歩きで回った。
動機は四国での余暇をどう埋めるかと言う不純なもの。
1番の霊山寺は実家から車で3分程の絶好の位置にある。
訪ねて、これは歩きじゃなきゃと、1番から5番まで歩いてみた。
4番から5番に至る道は、昔のままの山道が続き、
山里に梅畑が満開で、すっかり春気分を味わう事が出来た。
若者が熱心にお経を唱える姿、夫婦連れそう姿、外国の旅人・・・
来年は、11番から12番、四国の難所の山行に挑戦しよう。
つづく
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